数学者フェルマーの残した定理を証明するために悪戦苦闘した難問「フェルマーの最終定理」とは、
“3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない、という定理のことである。フェルマーの大定理とも呼ばれる。ピエール・ド・フェルマーが驚くべき証明を得たと書き残したと伝えられ、長らく証明も反証もなされなかったことからフェルマー予想とも称されたが、フェルマーの死後330年経った1995年にアンドリュー・ワイルズによって完全に証明され、ワイルズの定理あるいはフェルマー・ワイルズの定理とも呼ばれるようになった。”(Wikipediaより)というものらしい。
人文系の自分にはわからない話である。
定理の内容は置いておいて、
この証明を実現した、数学者アンドリュー・ワイルズ氏が「優しさ」こそ数式を改名すると記していたことを在る番組で太田光が言及していた。
彼によると優しさとは、時間をかけて、丁寧に、相手を慮り、少しずつ、解く、そういう意味だそうだ。
「優しさ」
数学者以上にそれご必要な職業や対象っていうのはきっと、セラピストやカウンセラー、それとコンサルタントなのだろう。なんと言ったって、数式のような無味乾燥なものではなく、心を宿した人々を相手に職務を遂行するのだから。
俺のここ半年の働きぶりに、優しさが欠けていたことをここに認めたい。素直に認めたい。
優しさには、許す、期待しない、受容する、相手を尊敬する、そんな意味が含まれているだろう。
それを忙しさやプライベートな心理的な苦悩のせいにして疎かにしていた。
まさか優しさを数学者から教わるとは。
昨年は、
セラピー・ケア・コンサルどれにおいても、
適指・小学校・中学校・民間開業相談室のどこにおいても、
もっと優しさがあった。
それを、自らの混乱や安い感情や仕事量のせいにして、失っていた。
みっともない限りである。
「ホールディング(対象関係論)された職場で働く経験が必要だよ」と言ってくれたのは、同窓ではないが修士時代の同期の人生の先輩。筆者にとっては兄さんみたいな関係の臨床家。
(ホールディング:
https://psychologist.x0.com/terms/214.html )
ホールディングされた職場で働けた経験はなくボロボロに傷付いてきたからこそ、
ホールディングする職場にする気概で職場に臨んできたのに、まるで見失っていた、ある時期から。
今の職場では、まあまあな結果は出しているともいえるし、働きぶりもまだ御の字かもしれない。成功体験も積めたかもしれない。が、しかし、
心理臨床家として、俺はどう在りたい?
俺は何故生きている?ただ痛みに耐えるだけのために?
お前は彼奴の隣で何を目撃してきた!?
期待すんな。優しくされるんじゃない、優しくするんだ、無論真の意味で。
孤立しようも、蔑視されようと、俺は見てきたものを踏まえて心理臨床するだけだろ!?
それが対人援助を進め、職場の対人関係を円滑にし、チームとなる、そう信じて。
やれ!やれよ俺!お前がやるんだ!
心理臨床家の矜持と誇り
今こそ魅せつけろ、お前の生き様を!
愛してはくれなくとも、愛している全ての人々のために。
NO SURRENDER.